アークザラッド

f:id:norupaka:20190508174226j:plain — 画像はPSストアから

基本情報

ジャンル：シミュレーションRPG

対応機種：PS,ゲームアーカイブス,プレイステーションクラシック収録

開発元：ジークラフト

感想　おすすめ度★★★★☆

PS初期の「光と音のRPG」

1995年発売、PS初期のRPGです。私が最初にプレイしたPSのゲームということもあり、今でもたまにプレイする思い出の１本です。

戦闘システムはマス目上の戦闘マップに配置されたキャラを操作し、敵キャラを倒すオーソドックスなSRPGに近いですが、完全なターン制ではなくキャラクターの素早さ順に行動できる、段差の概念があり、キャラクターや段差をジャンプで飛び越えることができるなどの特徴があります。

また、基本的に町らしいものが存在せず、アイテム売買の可能なお店や宿屋が存在しないなど、全体的にシンプルな作りになっていて遊びやすいと思います。

戦闘中も楽しい

ムービーもほとんどなく、シナリオもさくさく進むので基本的にプレイ時間のほとんどを戦闘に費やすことになるのですが、戦闘のテンポもよく、戦闘中にとにかくよくキャラクターがしゃべることもあり、楽しいです。

キャラクターは、行動開始前、攻撃時、迎撃時など様々なタイミングでしゃべります。それぞれ性格にあったセリフとなっていて、妙に記憶に残ります。

また、「光と音のRPG」なだけあってBGMも全編通して素晴らしいです。戦闘が楽しく感じるのは、BGMのおかげもあると思います。

f:id:norupaka:20190508185658j:plain — 戦闘中。キャラクターがよくしゃべる。

コンバート用データ作成が楽しい！

本作は戦闘、ストーリーともにさくさく進む上そもそもストーリーが短いので、クリアするだけならすぐ終わってしまうのですが、やりこみ要素もあります。

普段は私はあまりやりこみをしたりしないのですが、本作のクリアデータを次回作の「アークザラッド２」に引き継げる「コンバート」という制度があるため、本作についてはいつも引き継ぎ用に(できるだけ)最強データを作ってました。お気に入りキャラクターをなるべく能力値が高い状態で引き継げるよう育成したり、引き継ぎ可能なレアアイテムを収集したりしていると、普通にクリアするよりも手間と時間がかかります。

でもキャラクターが魅力的で、２でも活躍させようと思ってついついやりこんでしまうんですよね…。

やりこみの代表格「遺跡ダンジョン」

やりこみ要素の代表格が、地下５０階まである「遺跡ダンジョン」です。

ストーリー上では確か地下５階くらいまでしか下りないので、本編クリアだけなら全然苦にならないダンジョンではあるのですが、このダンジョンの下層階にはレアアイテムがたくさん配置してあったり、最下層のボスを撃破することで隠しキャラが仲間になったりと、特にコンバート用データを作成する際はクリア必須ともいえるダンジョンです。

なんですが、このダンジョン途中に一切セーブポイントや回復場所がないのです。

さらに、地下５０階まで下りてボスを撃破しても地上に帰るワープ等はなく、自力で１階１階階段を上り地上へ帰らなくてはならないのです。当然敵も下りと同様にいます。

全ての敵を倒さずとも階段へキャラが到達すれば次の階に進めるし、１階１階はそこまで広くはないのですが、とにかく時間がかかります。

PSでプレイしていたころはセーブできないのでぶっ続けでプレイして、結構辛かった記憶がありますが、今はゲームアーカイブス版や、PSクラシックでプレイすればスリープ機能やクイックセーブ機能があるので途中で中断できて便利です。

ある意味アークザラッドの特徴でもあるし、苦労に見合うだけの価値はあると思うので、コンバート予定の人は是非踏破を目指してください！