プレイ日記:サウザンドアームズ クリア後感想
こんばんは。ノルです。
サウザンドアームズ無事クリアしました。
感想回です!
全体感想
なんというか、全体的に「惜しい」ゲームだったなぁという感想です。キャラとか、好感度を上げて剣を鍛えるシステムとか、素材は良いと思うんですが、実際プレイすると色々残念な面が目について…。世に言われてるように「クソゲー」とまでは言いませんが、もう1回プレイするかと言われれば「もうやらない」と答える程度にはプレイが大変でした。
元々今回プレイしようと思った切っ掛けは、昔姉がプレイしてたのを見てて、面白そうだなと思ってたからなので、見栄えは良いのだと思うんですよ。でも今回実際やってみたら、なんか記憶と違う…となりました。思い出補正もあったのかも。
ボイススキップができないのが辛かった
とにかくこれが一番嫌でした。ボイス付きで、キャラは良いし声優さんの演技も文句ないんですが、ボイス付きのイベントは基本ボイススキップができなくて、会話を全部聞かないといけないのがせっかちな私にはかなり苦痛。マリオンはじめゆっくり目にしゃべるキャラが多いのもイライラに拍車をかけます。
ボイス付きのイベントでも、ボタンでサクサクセリフ送りができれば大分快適さが違ったと思います。
戦闘について
前衛と後衛に分かれて。基本は前衛が戦うシステムです。それ自体は良いんですが、後衛のできることが少なすぎる。後衛にできることはアイテムの使用と一部魔法の使用のみです。攻撃魔法は使えません。しかも後衛2人いますが行動ターンはニコイチ状態なので、3人で戦ってる意味があまりないです。そして戦闘のテンポも悪く動きがもっさり…。
各キャラに必殺技が用意されていて、それぞれ結構凝った演出なのですが、ほとんど使用機会がなかったです。仲間加入時のレベルが固定なのか、後半になるほど新規加入キャラと既存キャラのレベル差が開き、そのまま埋まらないのも気になりました。攻撃魔法と必殺技が後衛からも使えると楽しかったかなぁと思います。
戦闘バランスは皇帝と戦うまでは、精霊獣が強すぎるくらいであまり気にならなかったです。しかし皇帝最終戦、あれは駄目だ。他と比べて極端に強すぎです。
デートシステム
このゲームの目玉であろうデートシステムですが、後半は面倒になってしまいほとんどしなくなりました。
まずデート場所がわかりにくい!女神像でデート相手を選び、デートスポットまで行けば会話スタートとなるのですが、どこがデートスポットなのかわかりにくいです。デートスポットが女神像から離れてることも多く、会話を始めるまでが既に面倒です。
そして肝心の会話も、脈絡ない話が続き、しかもこれどっち選んでも地雷だろ!という選択肢しか与えられないときもあり、素直にデートを楽しめません。
ただ、同じ選択肢でもよろしく度によって反応が違うことがあり、その辺は細かくて良いなと思いました。
町限定でデートできる人物(マリオンとかミルとか)もいて、いろんなタイプのキャラと会話ができるのも良いです。
もうちょっと1回のデートが短いか、会話内容に身があればまた違った感想になったと思います。
鍛冶システム
これは結構好きでした。なんか、こだわりの剣をどんどん鍛えて強くするって良くないですか?
基本的には自分のレベルを上限に鍛えることになるので、魔法とか必殺技が手に入らなくても良ければよろしく度上げなくても武器は強くなります。
キャラによって属性もつきますが、これは何か意味があったのか不明です。鍛えるごとに武器の見た目が変わるのは細かくて良かったです。
厄介だったのが、一緒に鍛えるキャラのよろしく度の値で必殺技を覚えたり魔法を覚えたりするのですが、よろしく度を上げるとその前のよろしく度で覚えられていた魔法を習得できなくなることです。
例えば、ソディナのよろしく度1で武器を鍛えると「ラクナ」という回復魔法を覚えられますが、よろしく度を2に上げると覚えられる魔法が「ヒュン・バリア」となり「ラクナ」を覚えられなくなります。大概の人はよろしく度を上げてしまうと思うので、後半で仲間になるカイリーンやネルシャは「ラクナ」を覚えられなくなります。
最初これに気づかず、どんどんよろしく度を上げてしまっていた結果、私のパーティーは回復魔法を覚えているのがウィナ・ソディナ・マイス・ソウシだけになってしまいました。しかも中回復のみ…。
過去の魔法もまとめて覚えられるようにしてほしかったです。
キャラについて
パーティーメンバーは男女のバランスも良く、みんな魅力的だったかなと思います。一番お気に入りはウィナ。戦闘でも頼りになりますし、割と普通に乙女なキャラで、デートもわかりやすくて楽しめました。
次点はネルシャ。変身状態を保っててくれれば一番好きだったかも。いかんせん、仲間になるのが遅くて活躍の場が少なかったのが悔やまれます。ラチェットとの舌戦は面白かったです。
敵方ですが、ダーク様とジェラさんも好きでした。前半のイケイケ厨二なダーク様は見ていて面白く、最期のマイスを認める兄弟子なダーク様も良かったです。
ジェラさんは最初から最後まで不憫可愛いキャラでしたね。マイスとは絶対してくれないでしょうけど、デートしてみたかった…。
ストーリーについて
割と王道で、可もなく不可もなくという感想です。なんというか、マイスは元々割と精神的に完成していて、凄く成長したというわけでもないですし。
ソディナが2回も攫われた挙句、最終戦にもパーティーメンバーに居なかったのには少し驚きましたが。
DISC2枚組にしては短くて、後半が駆け足な印象でしたが、あれ以上長くても正直苦痛だったと思うので、長さはちょうど良かったと思います。
グラフィックについて
キャラ絵は2D、マップは3Dの、PSではよくある感じで、こちらも可もなく不可もなくといった印象です。会話中はキャラがアニメーションするのは当時としては珍しい?今プレイしてもキャラが生き生きして見えます。
ただ、ものすごく見えづらいダンジョンがあって、それはめちゃくちゃイライラしました。特にディアノーバが最悪。ダンジョンの中では視点変更ができないから、マイスがいまどこにいるのかわからなくなって、ストレスたまることが多々ありました。エンカウント率も高いのがまたイライラに拍車をかけてきます。
最後に
文句ばかり書きましたが、ボイススキップができないのとか、戦闘のもっさりが気にならない人で、キャラクターが気になる、という人は楽しめると思います。
よろしく度を最大にしたり、デート相手も私は全てを網羅できていないので、気になる方は是非プレイしてみてください。中古で安価に手に入りますしね!